茨城県神栖市の観光スポット8選~神栖市の見どころや魅力を厳選して紹介

茨城県神栖市の観光スポット8選 観光スポット

茨城県神栖市というと鹿島臨海工業地帯のイメージが強いため、工場ばかりで殺風景な街であると思われている方もいるかも知れません。

しかし、実際に神栖市に行ってみると分かりますが、たくさんの魅力的な観光スポットがあります。

東国三社の1つである息栖神社は日本でも有数のパワースポットですし、日川浜海岸には毎年大勢の海水浴客が訪れます。

ここでは、茨城県神栖市の観光スポットを8つ厳選して紹介しています。

これから、神栖市を訪問する予定の人は、予備知識としてぜひ参考にしてみてください。

息栖神社~東国三社として江戸の庶民に親しまれた神社

息栖神社の拝殿
神栖市にある息栖神社は、鹿島神宮及び香取神宮と合わせて東国三社と呼ばれています。

江戸時代には、伊勢神宮にお参りする「お伊勢参り」に対して、東国三社にお参りすることを「下三宮参り」と呼ばれました。

東国三社参りをすることで、伊勢神宮にお参りをしたのと同等のご利益があるとされています。

そんな由緒ある格式の高い息栖神社の見どころの1つとして、忍潮井(おしおい)があります。

忍潮井には男瓶と女瓶の2つの瓶があり、それぞれから1000年以上にわたって清水が湧き出ているとされています。

この忍潮井は日本三霊泉の1つに数えられており、男瓶の水を女性が飲み、女瓶の水を男性が飲むと2人は結ばれるという言い伝えがあります。

息栖神社の御神木は樹齢約1000年の杉の大木で、途中から二股に分かれて二本の杉が合体したように見えることから「夫婦杉」と呼ばれています。

この御神木のパワーをもらうことで、夫婦円満の御利益が期待できるかも知れません。

東国三社・息栖神社~日本三霊泉の忍潮井で縁結びの御利益
茨城県神栖市にある息栖神社は、東国三社の1つとして全国的にも知名度の高い神社です。息栖神社・鹿島神宮・香取神宮の東国三社のすべてにお参りをすると、お伊勢参りに行ったのと同じご利益があるといわれています。江戸時代には、お伊勢参りを済ませた人が...
●住所:茨城県神栖市息栖2882

●お問合せ:0299-92-2300

●社務所開設時間:8:30~16:00

●交通アクセス:車→東関東自動車道潮来インターより約15分・高速バス→東京八重洲口から鹿島神宮行きバスに乗り鹿島セントラルホテルで下車し徒歩30分(タクシー5分)

●公式サイト:https://ikisujinja.com/

1000人画廊~6kmにわたる護岸壁に描かれた市民画家による作品

神栖市の1000人画廊と風力発電の風車
神栖市の日川浜海岸から鹿島港方面に向けて約6kmの護岸壁に、1000人画廊と呼ばれる市民によって描かれたたくさんの壁画があります。

この護岸壁に絵を描くという試みは平成2年からスタートし、かれこれ30年になります。

一般公募によって多くの市民画家が毎年参加をして、多くの作品を残しています。

また、この1000人画廊のある場所は、ちょうど風力発電の風車が海上に立ち並んでいる場所でもあります。

これらの風車は、日本初の海上に設置された風力発電設備として注目をあびましたが、その景観のすばらしさから神栖市の観光スポットの1つとなっています。

テレビCMやドラマのロケ地として利用されたり、インスタグラマーなどが撮影に訪れたりしています。

1000人画廊~全長6kmの護岸壁に描かれた市民によるアート~茨城県神栖市
茨城県神栖市の日川浜から鹿島港方面に続く約6kmの護岸壁に、1000人画廊と呼ばれる市民によって描かれたたくさんの壁画があります。1000人画廊はいまから30年ほど前の1990年に始まったイベントで、多くの市民アーティストが素敵な作品を残し...
●住所:茨城県神栖市南浜

●お問合せ:0299-90-1217(神栖市商工観光課)

●交通アクセス:東関東自動車道の潮来インターから約30分・

日川浜海岸~風車の見える海岸で海水浴を満喫

神栖市の日川浜海岸
神栖市は縦に細長い地形となっており、その東側は20km以上にわたって太平洋に面しています。

そんな海とは切っても切り離せない神栖市において人気になっているのが、日川浜海岸です。

海沿いに建てられた風力発電の風車が立ち並ぶ風景を背景に、海水浴を思う存分楽しむことができます。

クルマで都心から2時間程度で来ることができるため、シーズン中は大勢の海水浴客で賑わいます。

この日川浜海岸の近くには、日川浜オートキャンプ場があります。

昼は海水浴を楽しみ、夜はキャンプ場でバーベキューを楽しむということも可能です。

そして、一夜明けたあとは、日川浜の美しい日の出を眺めることができます。

●住所:茨城県神栖市日川字海岸砂間地先

●お問合せ:0299-90-1217(神栖市商工観光課)

●交通アクセス:東関東自動車道の潮来インターを降りてから約30分

港公園~鹿島港とその周辺の工業地帯を一望できる展望塔

神栖市港公園にある展望塔引用:https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/kogai/kikaku/minato_park.html

鹿島港は海岸からY字型に掘りこまれた港ですが、その左右に分かれる中央のところにあるのが神栖市の港公園です。

この港公園には、約3000本の樹木が植えらており、季節ごとに美しい花を楽しむことができます。

芝生がよく手入れをされていますので、天気の良い暖かい日には、そこに寝そべっているだけでも癒されます。

港公園の中央には、高さ52mの展望塔がそびえたっています。

この展望塔から、大型のタンカーが停泊している鹿島港や、鹿島臨海工業地帯のさまざまなプラントを一望することができます。

展望塔の開館時間は通常8:30ですが、毎年1月1日は特別に6:00より開館になりますので、太平洋から立ち昇る初日の出をここから眺めることができます。

●住所:茨城県神栖市東深芝10

●お問合せ:0299-92-5155

●交通アクセス:東関東自動車道潮来インターを降りて約20分

●展望塔入場料:大人200円・小人(中学生以下)及び70歳以上100円・障害のある方無料

鹿島港内一周できる見学船「ユーリカ号」

鹿島港見学船ユーリカ号引用:http://www.kashimafuto.co.jp/excursion-ship/eureka/

港公園から歩いてすぐのところに、鹿島港内を1周することができる見学船「ユーリカ号」の乗り場があります。

港公園の展望塔から鹿島港周辺を眺めたあとに、今度は海側から鹿島港周辺を眺めるというのもまた別の感動を味わうことができます。

港に停泊中の巨大なタンカーを船上から間近に見るのは、まさに圧巻の迫力です。

ユーカリ号は2階建ての船で、最大乗船人数は46名となっております。

鹿島港を1周回るこのユーリカ号の乗船時間は約45分ですが、港からの迫力ある風景を眺めているうちに、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうことでしょう。

●住所:茨城県神栖市東深芝12

●お問合せ:0299-92-3033

●運航時間:13:30~14:15(1日1便 土日祝日のみ運行)

●交通アクセス:東関東自動車道潮来インターを降りて約20分

●料金:大人1,260円 小人(小学生以下)630円

●公式サイト:見学船ユーリカ号の概要

波崎ウインドファーム~海岸線に建つ12基の風力発電の風車

波崎ウインドファームに建つ風力発電の風車
神栖市の波崎地区の海岸線には、12基の大きな風力発電の風車が立ち並んでいます。

この風車が立ち並んでいる一帯は波崎ウインドファームと呼ばれ、海岸線と風車が作り出す景色の美しさから、神栖市の観光スポットの1つになっています。

その独特な景観から、何度も映画やドラマ・テレビCMのロケ地となっています。

地上から風車の回転軸までの高さは64.5mで、風車の直径は62mもあります。

大きな風車がゆっくりと回転する様を間近で見ると、その迫力に圧倒されることでしょう。

シーサイド道路沿いには、簡易の展望施設もあります。

●住所:茨城県神栖市矢田部十町歩

●お問合せ:03-5487-8560(エコパワー株式会社)

●交通アクセス:東関東自動車道潮来インターを降りて約40分

●公式サイト:波崎ウインドファーム

神栖市歴史民俗資料館

神栖市歴史民俗資料館
神栖市歴史民俗資料館には、神栖市の歴史や民俗に関するさまざまな資料が展示されています。

入館してすぐの所には、国の重要文化財に指定されている山本家住宅の精密な模型が展示されています。

また、埋め立てをされる前の神之池(ごうのいけ)や、息栖神社の江戸時代の様子を再現したパノラマ風の模型は、とてもリアルで質の高い仕上がりになっています。

いまでは鹿島臨海工業地帯の中心地として工業の街で有名になっている神栖市ですが、陸の孤島と呼ばれて何もなかった時代から、いかにしてこのような発展をとげてきたのかが、館内の展示品を見ることで理解できるようになっています。

神栖市歴史民俗資料館~地域の歴史や伝説を模型と資料で案内
神栖市歴史民俗資料館に展示されているさまざまな資料や展示物、模型などを豊富な写真とともに紹介しています。神栖市歴史民俗資料館の展示の様子がリアルに伝わる内容になっています。
●住所:神栖市大野原四丁目8番5号

●お問合せ:0299-90-1234

●開館時間:9:00~16:30(毎週月曜日休館)

●入館料:無料

●交通アクセス:東関東自動車道潮来インターを降りて約15分

●公式サイト:神栖市歴史民俗資料館

平家物語で活躍の筒井の浄妙明秀が開いた極楽寺

筒井浄妙明秀が開いた極楽寺
平家物語の中に、筒井浄妙明秀という人物が登場します。

以仁王の乱のときに、平氏の打倒をかかげて源頼政とともに戦った僧侶です。

この筒井浄妙明秀が落ち武者となって、流れ着いたのが神栖市の筒井地区であるという伝説が残っています。

神栖市筒井地区には、この浄妙明秀が生きながらにして自ら石の棺の中に入って入滅したとされる浄妙塚や、浄妙明秀が開いたとされる極楽寺があります。

極楽寺の本堂のとなりにある太子堂には、平安時代初期の僧侶である円珍の作とされる聖徳太子像が残されています。

この聖徳太子像は、浄妙明秀がこの筒井の地を訪れたときに持参したものであるとされています。

筒井浄妙明秀の伝説~平家物語での活躍と浄妙塚・極楽寺
平家物語に登場する筒井浄妙明秀が眠る浄妙塚が、茨城県神栖市筒井に極楽寺を開いて、その後浄妙塚に入定するまでの驚くべき伝説を豊富な写真とともに紹介しています。
●住所:茨城県神栖市筒井1250−1

●お問合せ:0299-93-8691

●交通アクセス:東関東自動車道潮来インターを降りて約10分

文:護持八平

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