広大な敷地で自然を満喫しながら、文字通り目の前の太平洋を一望できる景観の素晴らしい公園が、茨城県鉾田市にある鹿島灘海浜公園です。
公園内には複合遊具、ネットクライマー、人口すべり台などの子どもたちのための施設や、鹿島灘を一望できる「展望築山」、一面芝生の広々とした多目的広場、景色を楽しみながらのウォーキングができるボードウォークなど、盛りだくさんな施設があります。
しかも、これらの施設はすべて無料で利用することができます。
地元の特産品を販売している売店などもあり、家族で来ても一日中飽きずに楽しめる公園となっています。
今回は、実際に鹿島灘海浜公園に足を運んでみましたので、詳細を写真でレポートします。
ちびっこランド~複合遊具・ネットクライマー・人口すべり台
鹿島灘海浜公園には、ちびっこランドと呼ばれる、小さな子どもたちが遊ぶことのできるさまざまな遊具があります。
複合遊具はけっこういろいろな場所で見かけますが、いろいろな遊び方ができるので、子どもたちに人気ですね。
ネットクライマーも定番の遊具です。小さな子どもたちがどんどん上に登っていってしまうと、お父さんお母さんたちは、けっこうハラハラします。
ネットクライマーの奥にあるのが、人口すべり台と呼ばれている場所です。
斜面になったところに芝生が張ってあって、すべり台のように滑り降りることができます。
スノーボードを使って滑り降りている子どももいますね。
ちびっこランドのすぐ隣のちょっと小高くなったところに休憩所があります。
子どもたちを遊ばせている間、大人たちはここで休憩をするというのもいいかも知れません。
鹿島灘海浜公園には、ちびっこランドの他に小さな子ども遊ばせることのできる屋内施設があるのですが、今回は残念ながら感染症防止のため使用することができませんでした。
ちょっと変わったたくさんの健康器具
鹿島灘海浜公園は、子どもたちだけが楽しめる場所ではありません。
最近健康が気になるといった年代の人が利用することのできる、少し変わった健康器具などもあります。
こちらは「脇ストレッチベンチ」と呼ばれる健康器具で、背中や腰、肩の柔軟性をアップすることができます。
こちらは「座位体前屈測定」と呼ばれるもので、座ったまま前屈して指先がどこまで届くのかを測定する器具です。
これは「十字懸垂ベンチ」呼ばれるもので、両側の手すりにつかまって体を持ち上げることで腕の筋力アップにつなげる器具です。
こちらは、「うであげアーチ」と呼ばれる器具で、アーチに沿ってコマを移動させることで腕や肩の柔軟性をアップさせるためのものです。
こちらは、腹筋ベンチです。端のバーのところに足をはさんで腹筋運動をします。
これは「コマ落とし」という器具で、コマを操って手先の運動機能を強化するためのものです。
こちらは「ダブル踏み台昇降」と呼ばれるもので、2つの踏み台に乗ったり下りたりして、足腰を鍛えるための器具です。
こちらは「背のばしベンチ」と呼ばれるもので、座った状態で後ろに反り返って背中を伸ばすための器具です。
高台から壮大な鹿島灘を眺めることのできる展望築山
ちびっこランドのあるところから、海の方に向かって少し歩いて行くと、小高い丘のようなものが目に入ります。
これは「築山展望」と呼ばれる人口の丘で、上に登ることによって壮大な鹿島灘を眺めることができます。
海を眺めながら鐘を鳴らすと、なんともすがすがしい気分になります。
周囲をぐるっと見渡すと、以下のような感じになります。
展望デッキで休憩しながら、高台からの景色を楽しむこともできます。
ピクニック広場と往復1700mのウォークボード
「築山展望」を降りてピクニック広場の方に向かってみます。
道をどんどん下って行くと、海が間近に迫ってきます。
ピクニック広場では、石で作られた牛や羊たちがお出迎えしてくれます。
海を眺めながらのピクニックは、とても爽快な気分になることでしょう。
ピクニック広場には展望デッキがあり、高いところから太平洋を一望することができます。
展望デッキからは、以下のような感じで海を見ることができます。
海岸沿いをウォーキングできる往復1700mのウォークボード
鹿島灘海浜公園の海に隣接したところには、往復1700mにわたるウォークボードが設置されており、海を眺めながら木のボードの上をウォーキングすることができます。
展望デッキのところから、北側の入口広場に向かってウォーキングボードを歩いていってみます。
長い木製のデッキが延々と続いています。
こちらの北側のウォーキングボードは、両サイドに松の木が生い茂っているため、あまり海は見えません。
途中階段になっているところがあります。
入口広場に到着すると、鹿島灘海浜公園の案内板があります。
ピクニック広場から、こんどは南側のウォーキングボードを歩いていってみましょう。
こちらも木製のウォーキングボードが延々と続いています。
北側と違って、こちらは木々の間から海を見ることができます。
海が見えやすいように、海岸の方に向かってウォークボードが伸びているところがあります。
真冬にもかかわらずサーファーが海に入っています。
その先もさらに延々とウォークボードは続いています。
途中で歩き疲れたら、休憩所で休むこともできます。
休憩所をすぎたあとも、同じようにウォークボードが続きます。
海に向かって分岐しているT字路です。
終点まで100mの看板が取り付けられています。
しかし、この看板の先の残り100mは、なぜか通行止めになっていました。
仕方がないので、ウォークボードを降りて、多目的広場のある方に向かっていきます。
地元の特産品が買える鹿島灘海浜公園の売店
鹿島灘海浜公園内には、地元の特栽品を販売している売店があります。
イメージ的には、道の駅のような感じですね。
地元とでとれた野菜がたくさん売られています。
こちらの棚にはレンコンが売られています。
一般にはあまり知られていませんが、実は茨城県というのはレンコンの生産高が日本一なんです。
関連ページ:日本のレンコンの半分は茨城県産
こちらの棚には「わわ菜」が売られています。「わわ菜」というのは、小さな白菜のことです。
なんとお米も売られています。大きな袋は精米前の玄米ですね。
お米の品種はミルキークイーンのようです。
ミルキークイーンというのは、コシヒカリをもとに改良された品種で、コシヒカリにくらべて粘りが強く、食味がよいといわれています。
鹿島灘海浜公園までのアクセスと施設の案内板
鹿島灘海浜公園は、茨城県鉾田市の国道51号線沿いにあります。
東関東自動車道の鉾田インターを降りて約20分で到着します。
東京方面からですと、潮来インターと鉾田インターの間の高速道路がまだ建設中のため、潮来インターで降りることになります。
潮来インターからですと、国道51号線を水戸方面に向かって約40分で到着です。
鹿島灘海浜公園内の駐車場は無料で、149台分の駐車スペースがありますので、クルマを止める場所に困ることはまずありません。
土日だと以下のように多少混雑しますが、満車になるほどではありません。
基本的にはクルマで行くことをおすすめしますが、どうしても電車で行きたい場合は、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の新鉾田駅で下車をして、そこからバスに乗り換えて約10分で到着です。
これから初めて鹿島灘海浜公園を訪問する人のために、さまざまな注意事項が書かれた園内の案内板を紹介しておきます。
園内を利用するときの注意事項は以下になります。
災害時の際に利用する飲料水兼消火用水の耐震貯蔵タンクの説明です。
鉾田海岸に設置してあるヘッドラインの案内板で、海の流れが速いために遊泳禁止になっている場所を紹介しています。
鹿島灘海浜公園内のウォーキングコースの案内です。
参考:鹿島灘海浜公園の公式サイト
文:護持八平