茨城県大洗町のシンボル的な存在となっているのが、大洗マリンタワーです。
開業は1988年(昭和63年)ですので、すでに30年以上の歴史があることになります。
大洗マリンタワーは、茨城県によって設置され、大洗町が管理と運営を行っている施設になります。
大洗といえばアニメの聖地として有名ですが、この大洗マリンタワーの2階には「ガルパン喫茶」があり、ガールズ&パンツァーファンの憩いの場となっています。
大洗マリンタワーの入場口周辺
大洗マリンタワーの入口のところには、大きな目立つ看板が立てられています。
その看板のところを入っていくと、タワー前の通路に多くのクルマが止まっています。
特に駐車場というわけではないようですが、入場するにあたってはここに駐車をしても特に問題はなさそうです。
大洗マリンタワーの前は広大な芝生の広場となっており、毎月1月と8月を除いた第一日曜日と第三日曜日に大規模なフリーマーケットが開催されます。
ただし、2020年9月現在はご時世により開催が中止されています。
クルマを止めた場所からそのまままっすぐに歩いて行くと、入場口になります。
アニメの聖地として有名になった大洗ですが、もともと特大カジキの猟場としてとても有名です。
大洗マリンタワーの入口には、カジキを釣った子どもの顔出しパネルが設置されています。
入口の左側には、大洗マリンタワーの見取り図や大洗町の観光スポットの案内板があります。
入口の案内板を見ると、1Fのエントランスは無料で入場できることが分かります。
展望台も大人340円、子ども170円ですからそれほど高くはありません。
展望台に向かうエレベーターの前には、ガルパン喫茶の案内があります。
大洗マリンタワーの展望台からながめる太平洋や筑波山
大洗マリンタワーの高さ55mの展望台からは、東西南北すべての方角の素晴らしい景色を満喫することができます。
ところどころに椅子が設置されていますので、ここからのんびりと時間を気にせずに太平洋を眺めて心を癒すこともできます。
こちらは、フェリー乗り場になります。残念ながらフェリーは停泊していませんでしたが、タイミングが良ければ苫小牧行きのフェリーの雄姿を目にすることができるかも知れません。
埠頭に並べられたたくさんのコンテナの先に、大洗の海岸が見えます。通常のときであれば海水浴客で賑わう大洗海岸ですが、2020年9月現在では、ご時世により人影はほとんど見られませんでした。
こちらは展望台の南西方面で、大洗の街並みを眺めることができます。
遠くの方に、うっすらと筑波山のすがたを確認することができます。大洗マリンタワーから筑波山までの距離は直線で50kmほどありますが、こうして展望台から見ると意外に近く感じます。
2Fのガルパン喫茶で海を眺めながら軽食
展望台からエレベーターで1つ下がった2Fにあるのが、ガルパン喫茶です。
2Fといっても展望台のすぐ下なので、窓からは展望台と同等の雄大な眺めを満喫することができます。
中に入ると、壁に巨大な洗車の絵が描かれています。
その先には、戦車の模型と砲弾の模型が展示されています。
反対側には、戦車の砲身が店内に突き出しています。
ガルパンは女子高生たちが主役のアニメのため、学校の机や椅子が店内のテーブルとして使われていたります。こういったこだわりがアニメファンにはたまらないのでしょう。
テーブルの上の呼び鈴の案内にも、ガルパンらしく戦車の模型が使われています。
店内の棚にはさまざまなガルパングッズが展示されています。
店内には、ガルパン関連の音楽やキャラクターたちの会話がつねにスピーカーから流れています。
太平洋を一望しながら、おいしい食事とガルパンにひたってみたい方は、一度訪問してみるといいでしょう。
ちなみに、大洗がガルパンの聖地となった背景につきましては、以下の記事に詳しく書いていますのでご覧になってください。
参考:アニメの聖地となった茨城県大洗町~ガルパンの聖地はいかにして誕生したか
大洗マリンタワーへのアクセス
大洗マリンタワーまで電車で行くためには、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の大洗駅まで向かいます。
大洗駅で下車をすると、そこから1kmほどの距離なので、そのまま歩いて行くことも可能です。
歩くのが大変であると考える方は、大洗駅からバスに乗り、「ゆっくら健康館」あるいは「ゆっくら健康館前」で下車をすれば、徒歩2分ほどで大洗マリンタワーまで到着します。
クルマで大洗マリンタワーに向かうには、常磐自動車道の友部ジャンクションから北関東自動車道に乗って水戸大洗インターチェンジを出ます。
その後、国道51号線を大洗方面に向かって進むと10分ほどで到着します。
大洗マリンタワーのすぐ近くには、太平洋を一望できるパワースポットである「大洗磯前神社」がありますので、合わせて訪問してみるといいでしょう。
参考:大洗磯前神社~絶景の日の出が拝めるアニメの聖地にある神社
文:護持八平