大洗町は、茨城県のなかでも見どころの多い街といえるでしょう。
もともとアクアワールドや大洗海岸などに多くの観光客を集めていた大洗町ですが、近年はガールズ&パンツァーというアニメの影響により、ガルパンの聖地として全国的に知名度があがっています。
そんな茨城県大洗町の観光スポットの中から、おすすめの7つを紹介してみたいと思います。
アクアワールド茨城県大洗水族館~サメの種類が日本一の水族館
大洗といえば、水族館を連想する人も多いことでしょう。
アクサワールド茨城県大洗水族館には、580種・68,000点もの生き物が飼育されています。
特にサメに関しては50種類以上が飼育されており、サメの種類の多さでは日本一の水族館となっています。
アクアワールドでは「出会いの海ゾーン」「暗黒の海ゾーン」「世界の海ゾーン1」「ミュージアムゾーン」「世界の海ゾーン2」「オーシャンゾーン」に分かれて、さまざまな海の生き物が展示されています。
「出会いの海ゾーン」では、推進10m・水量1,300tという巨大な水槽の中に、80種・20,000匹もの大量の魚が泳ぐ姿を見ることができます。
「世界の海ゾーン」では、大きなマンボウがゆうゆうと泳ぐ姿を見ることができます。
「オーシャンゾーン」では、イルカやアシカのパフォーマンスライブが行われます。
イルカショーのときに前の方の席に座っていると、イルカたちの迫力あるダイブによって思いっきり水しぶきをあびることになります。
濡れるのが嫌な人は、なるべく後ろの方の席をおすすめします。
●住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8252−3
●お問合せ:029-267-5151
●営業時間:9:00~16:00
●交通アクセス:大洗鹿島線の大洗駅からバスに乗り換えて約15分
●料金:大人1,850円・小中学生930円・幼児310円
大洗前神社~境内から太平洋を一望
大洗磯前神社は小高い山の上にあり、境内から太平洋を一望することができます。
大洗磯前神社の祭神は大国さまと恵比須さまですので、商売繁盛の御利益が期待できるかも知れません。
茨城県大洗町は、アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台となったことから「ガルパンの聖地」と呼ばれており、境内の絵馬掛けにはアニメのキャラクターが描かれたたくさんの絵馬がかけられています。

大洗磯前神社は平安時代に創建されたとされていますが、当時の社殿は永禄年間の兵乱によって焼失しています。
現在の社殿は、享保15年(1730年)に、水戸の二代目藩主である徳川光圀(水戸黄門)と三代目藩主である徳川綱條の力添えによって再興されたものです。

●住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890
●お問合せ:029-267-2637
●交通アクセス:大洗鹿島線の大洗駅からバスに乗り換え「大洗磯前神社」バス停で下車
神磯の鳥居~岩礁に立つ鳥居と日の出のマッチングが最高
大洗磯前神社の大鳥居の前を海に向かって階段をおりて行くと、海岸に立つ神磯の鳥居が姿をあらわします。
神磯の鳥居は、海に向かって伸びている岩礁の先にたてられています。
ここは、大洗磯前神社の御祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が降りたった場所と言われており、まさに神聖な場所でありパワースポットでもあります。
海に立つ鳥居に波が打ち寄せる様はまさに壮観な眺めなのですが、特に素晴らしい眺めとなるのが日の出のときです。
太平洋の水平線上から立ち昇る赤い太陽と、打ち寄せる波しぶきの上に立つ鳥居の姿は、まさに絶景といえます。
元旦になると、この神磯の鳥居には、初日の出を見ようとする大勢の人が全国から押し寄せてきます。
絶景もさることながら、神様が降りたったこの地で初日の出を拝むことができれば、その年はきっといいことが起こるに違いありません。
●住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8249−1
●お問合せ:029-267-2637
●交通アクセス:大洗鹿島線の大洗駅からバスに乗り換え「大洗磯前神社」バス停で下車
大洗マリンタワー~地上55mの展望台とガルパン喫茶で人気
大洗マリンタワーは、大洗町のシンボル的な存在の建物で、その高さは地上60mもあります。
地上55mの高さにある展望台からは、太平洋や大洗の街並みを一望することができます。
すぐ近くにフェリー乗り場があるので、うまくタイミングが合えば、「さんふらわあ号」が目の前に停泊しているのを見ることができます。
天気がよければ、茨城県を代表する山である筑波山などもよく見えます。
この大洗マリンタワーの2階はガルパン喫茶になっており、多くのガールズ&パンツァーファンが訪れています。
2階といっても地上50mの位置にありますので、そこからの眺めは展望台と遜色なく、雄大な太平洋を眺めながらのコーヒーは格別の味がすることでしょう。
1階はお土産売り場になっていますので、大洗を訪問した記念に何か買って帰るといいでしょう。

●住所:茨城県東茨城郡大洗町港中央10番地●お問合せ:029-266-3366
●営業時間:3月1日~8月31日(9:00~21:00)・9月1日~2月28日(9:00~18:00)
●交通アクセス:大洗鹿島線の大洗駅からバスで約5分
●入館料:大人340円・小人(小・中学生170円)・小学生未満は無料
●公式サイト:http://www.oarai-mt.jp/
大洗町幕末と明治の博物館~茨城県と大洗の貴重な資料を展示
茨城県や大洗町の歴史に興味のある方は、「大洗町幕末と明治の博物館」を訪問してみるといいでしょう。
幕末から明治にかけての、さまざまな歴史的な資料を見ることができます。
この「大洗町幕末と明治の博物館」は、昭和4年に宮内大臣を歴任した田中光顕によって建てられたもので、当時は「常陽明治記念館」という名称でよばれていました。
「大洗町幕末と明治の博物館」の代表的な展示物としては、「桜田門外襲撃図」があります。
幕末の水戸藩といえば、桜田門外の変を連想する人も多いと思いますが、攘夷派の武士たちが井伊直弼を襲撃する様子がリアルに描かれています。
聖像殿には、明治天皇の等身大の銅像が展示されています。
●住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8231-4●お問合せ:029-267-2276
●営業時間:9:00~17:00(毎週水曜日休館)
●交通アクセス:大洗鹿島線大洗駅からバスに乗り換えて「幕末と明治の博物館入口」で下車
●料金:一般700円・大学生500円・中高生300円・小学生100円
めんたいパーク大洗~明太子の製造過程を間近に見ることができる
めんたいパーク大洗は、明太子で有名な「かねふく」のテーマパークになります。
明太子がどのようにして作られるのか、その製造過程をすべて見ることができます。
この「かねふく」の明太子工場では、1日で5トンを超える明太子が作られています。
試食コーナーでは、作り立ての明太子を無料で食べることができます。
明太子好きの人は、出来立て明太子のプチプチとした食感をぜひ味わってみるといいでしょう。
パーク内には、長さ100mにわたる明太子ギャラリーがあります。
このギャラリーでは、明太子の原料となるスケソウダラの生態や、明太子の歴史・作り方などを学ぶことができます。
直売店もありますので、さまざまな明太子商品をお土産として買って帰ることもできます。
●住所:茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8255-3●お問合せ:029-219-4101
●営業時間:9:00~17:00
●交通アクセス:大洗鹿島線の大洗駅を下車して徒歩20分
●入場料金:無料
●公式サイト: https://mentai-park.com/ooarai/
さんふらわあ号~大洗と北海道を結ぶ三井商船フェリー
大洗港には、北海道苫小牧行き三井商船フェリーのターミナルがあります。
タイミングが良ければ、港に停泊している大きな「さんふらわあ号」を間近に見ることができます。
大洗港のすぐ近くにマリンタワーがありますので、ここの展望台からも停泊中のフェリーをすぐ目の前に見ることができます。
もちろん、ここからフェリーに乗って北海道まで行くというのもとても楽しい旅になることでしょう。
大洗からのフェリーは週に12便出ており、苫小牧市まで約18時間~19時間で到着します。
出発時間は、夕方便が18:45で、深夜便が1:45となっています。
文:護持八平