茨城県にある日本三○○~名園・名瀑・楼門・稲荷・紬・花火大会・三霊泉

茨城県にある日本三大○○茨城自慢のコラム

日本では、昔から全国のさまざまな事柄に対して、日本三○○といった表現を使ってトップ3を決める風習があったようです。

古くは、空海・橘逸勢・嵯峨天皇の三筆が有名ですね。

そもそもなぜ3つなのか?5つではだめなのか?誰が何を基準に決めたのか?といった素朴な疑問はありますが、ともかく茨城県にもこの日本三○○に選ばれているものがたくさんあります。

ここでは、茨城県にある「日本三○○」を紹介してみたいと思います。

日本三名瀑の1つに選ばれている袋田の滝

日本三名瀑の1つ袋田の滝
茨城県大子町にある袋田の滝は、日本三名瀑の1つに数えられています。

他の2つは栃木県の華厳の滝と、和歌山県にある那智の滝です。

袋田の滝は、久慈川の支流にあたる滝川にかかっている滝で、高さは120m、幅が73mの大きさを誇ります。

この袋田の滝は、4段になった大岩壁を流れていることから四度の滝(よどのたき)とも呼ばれています。

秋には鮮やかな紅葉によって、滝がドレスアップされます。

冬になると凍結して氷瀑となるのもこの袋田の滝の特徴です。

凍結した滝もまた、神秘的で美しいものです。

また、この氷瀑と化した袋田の滝で、アイスクライミングが行われたりすることもあるようです。

袋田の滝は平成27年10月に、NPO法人地域活性化支援センターより「恋人の聖地」に認定されており、現在では縁結びのパワースポットとなっています。

参考:袋田の滝~大子町公式サイト

日本三名園の1つとして有名な水戸の偕楽園

日本三名園の1つ水戸の偕楽園
茨城県水戸市にあって、日本三名園の1つに数えられているのが偕楽園です。

他の2つは、金沢市の兼六園と岡山市の後楽園です。

偕楽園は、水戸藩の9代目藩主である徳川斉昭(15代将軍徳川慶喜の父君)が開園したもので、梅の名所として有名です。

偕楽園には、約3000本の梅の木が植えられており、毎年2月中旬から3月にかけての梅まつりの時期には、全国から大勢の人が観光にやってきます。

もちろん偕楽園は梅だけではありません。

徳川光圀(水戸黄門)や偕楽園を開園した9代目藩主の徳川斉昭を御祭神とする常盤神社(ときわじんじゃ)や、斉昭が領地内の人々と共に心身の休養をはかるために自らが設計をして建てた好文亭など、見所がたくさんあります。

特に、好文亭3階の楽寿楼(らくじゅろう)から眺める庭園の美しさは、筆舌につくしがたいものがあります。

好文亭から眺める景色が美しすぎる~水戸藩主徳川斉昭の設計による偕楽園内の施設
好文亭は水戸の偕楽園内にある施設で、偕楽園を開設した9代目水戸藩主の徳川斉昭がみずから設計をしています。 好文亭の構造は木造二層三階建てとなっており、三階の楽寿楼からの眺めはとても素晴らしく、偕楽園や千波湖の美しい光景を目の当たりにす...
常盤神社~水戸黄門を神様としてお祀りしている偕楽園内にある神社~茨城県水戸市
茨城県水戸市にある常盤神社には、水戸藩の2代目藩主である徳川光圀(水戸黄門)と9代目藩主の徳川斉昭が神様として祀られています。 水戸黄門はともかく、「徳川斉昭って誰?」と思う人もいると思います。 徳川斉昭は、日本三名園の1つであ...

参考:偕楽園~水戸市公式サイト

鹿島神宮の楼門(ろうもん)は日本三大楼門の1つ

日本三大楼門の1つ鹿島神宮の楼門
茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮にある楼門は、日本三大楼門の1つに数えられています。

鹿島神宮の鳥居をくぐると、参道の中央に見えて来るこの堂々とした楼門は、水戸藩の初代藩主である徳川頼房(家康の子どもで水戸黄門の父)によって、寛永十一年(1634年)に造営されたものです。

三代目将軍である徳川家光が病気平癒の祈願をしたときに、鹿島神宮の宮司による御祈祷で平癒したことから、そのお礼として頼房がこの楼門を奉納したと言われています。

この楼門は、昭和41年6月に国指定重要文化財となっています。

また、楼門正面に掛けられている神額の「鹿島神宮」の文字は、海軍元帥であった東郷平八郎の直筆です。

ちなみに、この日本三大楼門のある鹿島神宮は、東国三社の1つであり、東国を代表する格式と歴史のある神社です。

東国三社・鹿島神宮の魅力と伝説を豊富な画像で解説
茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮は、東国三社の1つとして江戸時代には多くの参拝客が訪れました。徳川将軍にも愛されたこの鹿島神宮の魅力と伝説をたくさんの画像であますことなく紹介しています。

参考:鹿島神宮~鹿嶋市公式サイト

日本三大稲荷の1つである笠間稲荷神社

日本談大稲荷の1つ笠間稲荷神社
茨城県笠間市にある笠間稲荷神社は、日本三大稲荷の1つとなっています。

他の2つは、京都の伏見稲荷と愛知県の豊川稲荷です。

笠間稲荷は、白雉2年(651年)の孝徳天皇の代に創建されたと言われており、御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で、正一位の最高の位をもつ神様です。

また、笠間稲荷神社の本殿は、昭和63年に国の重要指定文化財となっています。

日本三大稲荷に数えられるだけあって参拝客も非常に多く、初詣の参拝者数は84万人と茨城県内の神社では一番となっています。

常陸国一之宮である鹿島神宮ですら初詣の参拝者数が70万人ですから、笠間稲荷がいかに人気の高い神社であるかがお分かりになるかと思います。

もともとお稲荷さんは商売繁盛にご利益のある神様ですから、関東地方で唯一の日本三大稲荷である笠間稲荷に、多くの事業主や経営者などが祈願に訪れるのでしょう。

参考:笠間稲荷神社公式サイト

土浦全国花火大会は日本三大花火大会の1つ

日本三大花火大会の一つ土浦の全国花火大会
茨城県土浦市で開催される全国花火大会は、日本三大花火の1つに数えられています。

他の2つは、秋田県の「大曲の花火」と新潟県の「長岡まつり花火大会」です。

土浦の花火大会は、関東圏では唯一の三大花火大会ということもあり、毎年80万人もの見物客が訪れます。

花火の打ち上げ本数は約2万発です。

ちなみに、この土浦の花火大会は、日本三大花火競技大会の1つにも選ばれています。

日本三大花火競技大会として土浦以外に選ばれているのは、秋田県の大曲の花火と三重県の伊勢神宮奉納全国花火大会です。

土浦全国花火競技大会の総合優勝者には、内閣総理大臣賞が贈られます。

そのため、全国の花火師たちが腕を競い合うレベルの大会となっており、打ち上げ本数もさることながら、とてもクオリティの高い花火を鑑賞することができます。

参考:土浦市全国花火競技大会の公式サイト

日本三大紬の1つになっている結城紬(ゆうきつむぎ)

日本三大紬
茨城県結城市の結城紬は、日本三大紬の1つとして数えられています。

この結城紬と大島紬が日本三大紬に含まれるのは確実なのですが、もう1つの紬には「牛首紬」「塩沢絣」「上田紬」といった諸説があるようです。

もともとは、結城紬と大島紬、そして牛首紬が日本三大紬と呼ばれていました。

しかし、牛首紬の最後の生産者が昭和35年に廃業してしまったことにより、残りの1つに対して諸説がある理由になっているのでしょう。

結城紬に関しては、大島紬と同様に、着物にまったく興味のない人であっても、1度は耳にしたことがあると思います。

結城紬は、奈良時代から続いている伝統的な高級織物で、国の無形重要文化財に指定されています。

この結城紬は、茨城県結城市だけで作られているというわけではなく、隣接する栃木県小山市でも作られています。

参考:結城紬の紹介~結城市公式サイト

日本三霊泉に選ばれている息栖神社の忍潮井(おしおい)

日本三霊泉の1つ息栖神社の忍潮井
茨城県神栖市にある息栖神社には、日本三霊泉の1つである忍潮井があります。

霊泉というのは、それを飲んだり浴びたりすると、不思議な効き目があるとされる泉や温泉のことです。

息栖神社の忍潮井と、伊勢の明星井(あけぼのい)、山城の直井(なおい)の3つを合わせて日本三霊泉と呼ばれています。

この忍潮井には、男瓶と女瓶があり、それぞれの瓶からから1000年以上にわたって清水が湧き出し続けていると言われています。

男瓶の水を女の人が飲み、女瓶の水を男の人が飲むことによって2人は結ばれるとの言い伝えがあり、縁結びの御利益があるとされている霊泉です。

現在では忍潮井の水を直接飲むことはできませんが、息栖神社境内の手水舎の奥に流れる湧水も忍潮井の清水と同じ効力があるとされています。

ちなみに、この息栖神社も鹿島神宮と同様に、東国三社の1つとしてとても歴史のある神社です。

東国三社・息栖神社~日本三霊泉の忍潮井で縁結びの御利益
茨城県神栖市にある息栖神社は、東国三社の1つとして全国的にも知名度の高い神社です。 息栖神社・鹿島神宮・香取神宮の東国三社のすべてにお参りをすると、お伊勢参りに行ったのと同じご利益があるといわれています。 江戸時代には、お伊勢参...

参考:息栖神社の公式サイト

文:護持八平

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